鍼灸の歴史と効果

query_builder 2021/08/01
コラム
肩こりや腰痛などに効果がある鍼灸治療ですが、実は他にもさまざまな効果があります。
鍼灸による刺激が神経痛や自律神経系、婦人科系にまでも効果をもたらし、医学的にも認められている治療法です。
この鍼灸治療が、どこから日本へとたどり着いたのか歴史についてお話ししたいと思います。
▼鍼灸の歴史
鍼灸は、紀元前戦国時代の漢初(現中国)の時代に発症したと言われています。
後漢時代には、体の機能や病気の成り立ち、治療技術などの基本の鍼灸治療が学術的になりました。
この時代にできた4つの医学書があります。
・素問(そもん)
・霊枢(れいすう)
・明堂孔穴治要(みょうどうこうけつちよう)
・難経(なんぎょう)
この4つの医学書は、現在でも古典として尊重されていますが、古代中国の自然哲学による考え方で整理されているため、現代の医学理論
とは違うものになっています。
鍼灸治療が日本に入ってきたのは六世紀頃。日本の大宝律令に鍼博士・鍼生などの官職が設けられました。
また、江戸時代に入ってから鍼灸が普及し、様々な鍼灸術が用いられました。
明治時代、西洋医学が導入されるとともに、鍼灸治療は主に視覚障害者を対象とした営業視覚となり、大正時代には医学者による鍼灸の
研究結果が多く発表されています。
平成元年、鍼灸医学が国際的に広がってきたことでWHOに正式認証されました。
▼鍼灸による改善効果がみられる症状
東アジアから発祥した鍼灸ですが、いまや世界的にも認められている実施されている治療法です。
主に改善効果がみられる症状は以下の通りです。
・神経系
・循環器系
・消化器系
・運動器系
・呼吸器系
・婦人科系
鍼灸は、生体機能調整作用・血行促進作用・免疫力の活性化作用をもたらす効果があります。
また、鍼灸によって美容効果も期待することができます。
鍼灸は、人間の体に健康で素晴らしい効果をもたらしてくれる歴史のある治療法です。

NEW

ARCHIVE